天網恢恢
てんもうかいかい。 老子の言葉。「悪い事をすれば必ず天罰が下る意」(広辞苑) 。じゃあ悪い事って何だろう。この辺を考えなくもない日記サイト。
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8月6日 白浜→熊野古道→本宮→紀伊勝浦
久しぶり。急に寒くなったな...
ということで、遅ればせながら旅行記。今日は歩きます!

18.千畳敷
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朝。今日はいつもと少し違う。この宿では朝食が出ないため、前日に買っておいたコンビニのパンで朝を済ます。少し味気ないが、それもまた旅だろうと思いました。
ゆうゆう30キロは超えようかというリュックサックを背負い、気合を入れなおして、千畳敷へ。この地名はどこにでもあるようですね。うすーい岩が何枚も重なったような地形から太平洋を拝むことができ、この白浜の千畳敷に満足しました。
その後、一日に2本しかやってこないバスに乗り、ゆったりまったり、熊野古道へ。一日に二本という本数の少なさ、確かに南紀は交通の便は良くないと聞いてはいましたが、ここまでとは、と半ば驚きつつ、行程を瞼空ろ、進んでいきました。

19.熊野古道脇
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降りたのは牛馬童子像前。道路の脇に看板があり、「熊野古道」と記されている。鬱蒼と茂る天然のトンネル、ぽっかりと、まるでトトロの森に行くような気がしました。広島から連れて来た杖と、だんだんお土産で重くなってきたリュックを背負い、一歩その幾十にも積み重なった枯葉の道に足を進めると、涼しい空気が肺一杯に広がりました。立ち止まり、そして再び歩み始めました。
1000年の記憶、といっても大げさかもしれないが、かつての天皇・上皇の歩いた道を歩く、という感慨がこれほどまでに深いものだとは思いもしませんでした。正直言ってクソ重たいリュック背負って何時間も歩くなんて半ば憂鬱だったのも否めませんでした。でも、一歩一歩、足を進めていくうちにその思いが抜けていきました。

ああ、きもちいい。

20.牛馬童子像跡
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歩いて数十分たっただろうか。すれ違う人はたった一人だけだったけど、目的地の一つである牛馬童子像が見えてきました。この像、なんと頭が盗られてしまったそうです。歴史を踏みにじる行為はマジで止めて欲しいです。まあ何はともあれ、ポジティブに考えればなんとレアな光景を見れたのだろうと勝手に解釈。

21.近露王子付近
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また歩を進めると、町が見えてきました。王子(つまり「宿」があったところ。読み方は「おうじ」。なんか(不思議な感じがする…)の中でも最大級に発展したこの近露。ここは暫くコンクリートの道が続いたわけだが、何と暑い。そして改めて土の道の涼しさを実感しました。「コンクリートは人間の歩く道じゃない」とか文句言い合いながら、てくてくと。
途中でバス停を見つけ、近くの売店で時刻表を借りると、次のバスは近いとのこと。このままかなりのコンクリートの道のりを歩くのは大変だと思ったので、少しばかりバスを使う事にしました。

22.桶屋
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バスを降り、次の目的地である野中の清水まで歩く途中、桶屋を見つけました。手作りなんだ…と感心しました。その後、コンクリートの熱しられた道路に体力を奪われつつ、ようやく野中の清水に到着。率直に思ったのが、ここは涼しい。なんか暑かったり涼しかったり面倒だけども、とにかくここはコンクリート熱地獄から切り離された一種の結界のようでした。柄杓から一口、うまい。また一口。けたたましいまでのセミの音と、流れる水の音に癒され、また気力を養い、しばらくまたてくてくと。

23.野中の清水付近
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その後、継桜王子を巡り、次の王子まで行ったところで再び時刻表を発見。次のバスは約40分後。周りをうろつき、ゆっくりしました。結局4時間程度、熊野を歩き、熊野の一端でも吸収できたように思います。ここはもう一度ぜひ来て見たいと思います。

24.本宮へのバス車窓から
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昼もかなりすぎ、本宮駅に到着。足は痛かったけど、体は重かったけど、なんとなく達成感が。きっとそれは周りの人にあったと思います。結局熊野古道で会ったのは一人だけでしたが、この終着駅の一つである本宮大社付近には、杖を持ち、何日も旅をしてきたような人たちが一同に介していたからです。

25.熊野牛うどんと高奈でご飯を包んだもの(名前忘れた)
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かなり遅い昼食を取り、熊野大社へ。八咫烏のお守りやタオルを買い、参拝し、またしても一日に数本しかない紀伊勝浦行きのバスに16時ごろ乗り込み、90分ほどバスで移動。ここの記憶は殆どありません。途中海の記憶は少しずつあります。

この日の執着点、紀伊勝浦。簡単に言うと熱海をさらにもう少しだけ寂れさせたようなイメージを持ってくれれば大丈夫かと思います。やけに韓国人の観光客が多かったのも印象的でした。まずホテル浦島へ。船じゃないと行けない(不便だろ…)このホテル、世界でも最大級のエスカレータがあることで有名なのですが、多分疲れていたんだと思います、まったく忘れてました。ですが徳川家が「帰るのを忘れた」とまで言ったとされる忘帰洞に浸かることができ、満足満足。結局浦島の中にある温泉を3つほど巡り、旅の最初では買えなかった食品関係のお土産も手に入れ、満足満足。

その後、寿司屋へ。この旅で成し遂げたかった事の一つがここにもありました。それはクジラを食べる事。なんか色々な人から何か言われる気配も否めませんが、まあそれは置いといて、とにかくここでは有名なクジラが食べたかった。かなり値段は張ったけど、ここでの寿司はとてつもなく絶品でした。白浜で食べたクエのコリっとした食感とは違い、さすが哺乳類、肉っぽい食感のクジラの味は旨みのある鮪の赤身に似ており、それでいてトロのようにこってりした不思議な味わいでした。

旅も終わりに近づきつつあり、だんだんお土産も思い出も増えてきて、町の寂れ具合も合い間ってなんとなく感傷的な夜でした。

とと、そうだそうだ。
本宮から紀伊勝浦まで行くバス内でうっかりデジタルカメラを忘れてしまいましたが、夜中に電話した熊野交通の人がなんとわざわざホテルまでカメラを届に来てくれました。すごく温かかったです。どうもありがとうございます。お手数お掛けしました。またいつか、贔屓にさせていただければ幸いでございます。これを読んだ人も、熊野交通をがんがん使ってやってください!(他に選択肢がないとか言わないで下さい笑)
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コメント
この記事へのコメント
高菜のお寿司は「めはり寿司」ではなかっただろうか。
2008/08/25 (月) 01:42:27 | URL | 青崎 #C3GmBlpU[ 編集]
めはり寿司か!
ありがとうw
2008/08/26 (火) 22:46:31 | URL | Ricky #-[ 編集]
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